理論班
コンピュータや専用のディジタルシステムの設計理論の研究開発を目的とした研究グループです.
理論班は,笹尾勤教授がリーダーとなり,井口教授がサブとして週1回研究成果を,教授2名+理論班の大学院生+進学予定の学部生で持ち寄って議論しています.
一人の学生は,2週間に1回発表することで,すばやく成果を出し,大学院博士前期課程1年で学会での成果発表を目標にがんばっています.
今迄の成果は,http://www.lsi-cad.com/ の笹尾先生のページに掲載されています.現在,進行中の多くのテーマが,特許や共同研究の関係で掲載できないので,今迄の成果をご覧ください.
専用のディジタルシステム設計には, 多大なコンピュータ資源(CPU時間とメモリ)を消費することが多く, データ構造やアルゴリズムを工夫することによって効率の良い設計を行うことができます. したがって,このデータ構造やアルゴリズムを研究しています.
また,これらの研究成果を効率のよい設計ソフトウェアの開発に応用します.同様に,ハードウェアに応用することで従来より100倍速い専用プロセッサや,1/1000のメモリ搭載ですませることができる専用プロセッサを開発しています.
ネットワークの不正侵入検知やウイルスチェックなどを従来より大幅に低コストで実現をすることで企業が用いるような性能のものを家庭でも購入できるようにしたいと考えています.
理論的な研究の基礎には,論理関数の表現方法などの研究もありますのでスイッチング理論がこれに活かされているわけです.
なお,理論班の成果を実践的に実現するのは,システム班で行っています.